土と親しむ ~家庭菜園・農業応援歌~

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キャベツ・ハクサイの夏まき育苗管理の極意

 タキイ種苗の「はなとやさい」と言う冊子の8号に「キャベツ・ハクサイの夏まき育苗管理の極意」と言う記事が載っていました。

キャベツ・ハクサイの夏まき育苗管理の極意


 キャベツ・ハクサイのセルトレイ育苗のポイントを資材を含め、説明しています。

 ①育苗用の資材選び
 夏場は肥料が効きすぎて徒長しやすくなります。確実に徒長防ぐには使用する培土のチッソ成分が100mg/1L以下の物を使うと良い。ただし、チッソ成分が少ない培土は定植までに2~3回の追肥が必要になります。追肥の手間を省きたい場合は、100~200mg/1Lの培土を使い、水分管理で徒長を防止する。お勧めの培土としてタキイ種苗の「含水セル培土」の初期肥効型(チッソ45mg/1L)と中期肥効型(チッソ190mg/1L)を進めています。
 弊店では同じくタキイ種苗の「ゼオブレンド培土(チッソ150mg/1L)」をお勧めしています。この培土はそこそこのチッソ成分を含んでいますが、それが効き過ぎず、じっくり長く効くので徒長を防ぎ肥切れも起こしにくい培土です。
キャベツ・ハクサイの夏まき育苗管理の極意


 ②タネまき後から発芽までのポイント
 発芽を揃えるためには、発芽に適した温度管理(20℃前後)で、培土の表面を乾かさないことが重要。ただし、すべてのタネが発芽するまで日光をあてないでおくと徒長しやすい。芽が出始めるとともに日光に当てることが重要。また、発芽後のトレイは地面に直接置かず、トレイと地面の間に空間を作って風通しを良くする。
 紙面には書いてありませんが、タネまきは夕方行うのが良いと思います。その後2日位は風通しの良い冷暗所に置き、3日目位から日当たりの良い所に移動させます。もちろん、トレーの様子をよく観察し、早めに発芽しそうなときは早めにトレーを移動します。

キャベツ・ハクサイの夏まき育苗管理の極意



 ③生育初期の水やり(双葉~本葉1.5枚目)
 本葉が1.5枚になるまでは、晴天時は朝に水やりしますが、曇天や雨天時は極力控えます。夜間には培土の水分があまり多くないような管理をする。

 ④生育中期~定植まで(本葉2枚目~3.5枚目)
 生育が進み始めるので、朝と昼2回の水やりが必要になります。できるだけ日によく当て、硬めのしっかりした苗に仕上げます。どうしても徒長気味になる場合は亜リン酸系の液肥を与えて徒長を防止します。紙面では「トマト元気液肥」や「ホストマト」と言う液肥を進めています。弊店では、同様の液肥として「ホスカル」をお勧めしております。
キャベツ・ハクサイの夏まき育苗管理の極意



 以上、かなりまとめてしまいましたが、キャベツ・ハクサイだけでなく、ブロッコリー・カリフラワーも同様ですので、参考にしてみてください。

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