馬鈴薯(じゃがいも)の植え方

たねや

2017年03月01日 09:28

 馬鈴薯(じゃがいも)の植付の最盛期になりましたね。2月26日の日曜日の日本農業新聞の連載記事「おまかせ菜園 フクダ流」で植え方が紹介されていました。また、現代農業の3月号でも少し変わった栽培方法が紹介されています。



 近年、「ジャガイモの逆さ植え」が様々な所で紹介されていますが、一般的な栽培方法としては、基本は順植え?正植え?とにかく、逆さじゃない植え方です。まぁ、利点があるから「逆さ植え」が脚光を浴びていると言う事だとは思うのですが、しっかりした比較栽培をしたデータを見たことが無いので、何とも言えないというのが正直なところです。

 今回の小球の「丸ごと植え」は、種芋重が35~60g程度ならば、OKです。70gを超える種芋の場合は、経済的にも切った方が良いと思います。今回の記事では省力化と言う事もあるのか?浴光催芽については触れていませんが、記事の植え方をするのであれば(まぁ、普通の栽培でも同様ですが)、浴光催芽をお勧めいたします。

 現代農業ではさらに斬新な植え方が紹介されています。種芋を植えて、出てきた芽を苗として植え替えると言う栽培方法です。この方法は、商売的には種芋が売れなくなるし(笑)、失敗のリスクも大きいのであまりお勧めはしませんが、面白い栽培方法だと思います。

 小生も過去に試験場のようなところで、突然変異株を増やす時に経験していますが、その折には、変異株と言う事もあってか?収量的にはかなり減少する印象がありました。記事でも1株当たりの収量は減るので、密稙でカバーする旨が書いてありますね。








 特に冒険を望まない方には、一般的な植え方が一番じゃないかな?と思います。






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