土と親しむ　～家庭菜園・農業応援歌～

～　秋馬鈴薯の栽培方法　～
①植え付け時期　8月下旬～9月上旬
　従来は8月25日～9月5日の間位と言われていましたが、近年の暖冬傾向で9月20日位までに植え付ければ家庭菜園レベルでは、そこそこの収穫を得られるようです。
　家庭菜園では、残暑が厳しい時期なので、高温干ばつ状態が続いている時は、植え付けが少々遅れても、十分な降雨を待って、地温が下がった時に植え付けるのが無難だと思います。

②種芋の準備　植え付け時期の半月ほど前には種芋を準備し、浴光催芽をしておくのが良いです。
　風通しの良い涼しい所に種芋を並べておいて、萌芽を確認してから植え付けます。
　高温時期なので、種芋を切ると腐敗しやすいので、丸ごと植えるのが無難です。種芋を切る場合は、浴光催芽させ、萌芽を確認してから切ると比較的腐敗しにくいようです。
　秋馬鈴薯は切ってはダメだと言われていますが、これは種芋が腐敗しやすい為で、腐敗しないようにできれば、むしろ切った方が後々の生育は良いようです。(Ｓサイズを丸ごと植えるのと、Ｍサイズを切って植えるのを比較した場合)

③植え付け後の管理　地温が高い事が種芋の腐敗に繋がるので、植え付けは夕方行い、植え付け後は切り藁などでマルチングをしておくと良いです。切り藁等が無い方は、以前に紹介しました「芽出たいシート」がお薦めです。
　植え付け初期の管理が、後々の生育に大きく影響するので、病虫害防除を徹底します。