土と親しむ　～家庭菜園・農業応援歌～

　今日はピーマンの育苗について。
　発芽適温は20～30℃で、トマトや茄子とほぼ同程度ですが、トマトや茄子に比べやや高温性です。
　ナス科の野菜は発芽適温を言えばどれもほぼ同じ位ですが、一般的にはピーマン＞茄子＞トマトの順に高めの温度管理をします。

　タネ蒔きや移植に使うトレーやポット、培土は同様の物を使用します。

　育苗期間は茄子とほぼ同じ位で75日位を目安にします。

　地温を25～28℃位に保つと、およそ1週間位で発芽します。発芽後は20℃位に地温を保ちます。

　タネ蒔き後、30日位で本葉2.5枚位になった頃、ポットに移植します。移植した苗が活着するまでは、地温を20℃位、気温を最高28℃位、最低20℃位に保ちます。その後、定植期に近づくに従って徐々に温度を下げて管理します。
　最低気温は茄子よりも2～3℃高めに保つ方が良いです。



　水の管理は茄子に準じますが、極度の乾燥や低温で新芽が縮れてウイルス病に似た症状になる事があるので注意します。

　ピーマンの場合は本葉の枚数を言うのが難しいのですが、おおよそ8～10枚位で1番花の蕾が膨らんだ頃が定植適期です。