毎年、数件ではありますが、お客様より、「西瓜の苗を植えたのに、変な瓜がなった」とか「長茄子を植えたはずなのに、赤い茄子がなった」等のお問合せを頂きます。ほとんどの場合、接木の苗を買われたお客様で、台木の方の芽を伸ばしてしまい、その台木の実がなってしまったのが原因です。
例えば、西瓜の接木苗の場合、弊店の苗は100%夕顔(干瓢)台木を使用していますので、台木の芽を伸ばしてしまうと、干瓢がなります。接木した苗からは、どうしても台木の芽が出てきてしまうのですが、販売する苗は、苗場でも店頭でも気が付けば小さいうちに摘み取るようにしているのですが、お客様のもとへ行って、畑に定植されてからも芽が出て来てしまうことがあります。
穂木(本来の実を収穫するための芽を穂木と呼びます)の芽が旺盛に伸び始めてしまえば大丈夫なのですが、早いうちに台木の芽が伸び始めると、台木品種の方が生育が旺盛なので、穂木の芽よりも先に大きくなって行き、そのうちに穂木の方が枯れてしまいます。
接木苗を買われた場合は、定植後も注意して、台木の芽が伸び始めたら、小さいうちに摘み取るようにしましょう。


西瓜の場合は、台木の夕顔と穂木の西瓜の葉の形が明らかに違うので、気が付きやすいのですが、胡瓜やまくわ瓜の場合は台木が南瓜の場合がほとんどで、葉の区別がつきにくいので気が付きにくく厄介です。


ナスやトマトやピーマンは、台木もそれぞれナスやトマト、ピーマンなので余計にわかりにくいですね。ナスはまだ何とかなりますが、トマトやピーマンは全くわかりません。まぁ、トマトやピーマンは最近ではほとんど台木の芽が伸びてくることはない(まれにはありますが)ので良いのですが、ナスは伸びてくることがそこそこあるので注意が必要です。

緑の丸で囲んだところが接木の接合部分なので、それより下から出てきた芽は早めに摘み取るようにします。
茄子の台木は下記のような葉の形や色なので、少し伸びれば注意していればわかります。ただし、白皮や緑皮の系統だと分かりにくいので注意が必要です。



例えば、西瓜の接木苗の場合、弊店の苗は100%夕顔(干瓢)台木を使用していますので、台木の芽を伸ばしてしまうと、干瓢がなります。接木した苗からは、どうしても台木の芽が出てきてしまうのですが、販売する苗は、苗場でも店頭でも気が付けば小さいうちに摘み取るようにしているのですが、お客様のもとへ行って、畑に定植されてからも芽が出て来てしまうことがあります。
穂木(本来の実を収穫するための芽を穂木と呼びます)の芽が旺盛に伸び始めてしまえば大丈夫なのですが、早いうちに台木の芽が伸び始めると、台木品種の方が生育が旺盛なので、穂木の芽よりも先に大きくなって行き、そのうちに穂木の方が枯れてしまいます。
接木苗を買われた場合は、定植後も注意して、台木の芽が伸び始めたら、小さいうちに摘み取るようにしましょう。
スイカの苗から伸び始めた台木(夕顔)の芽↓
うっかりしていると、2~3日でこんなになります。↓
西瓜の場合は、台木の夕顔と穂木の西瓜の葉の形が明らかに違うので、気が付きやすいのですが、胡瓜やまくわ瓜の場合は台木が南瓜の場合がほとんどで、葉の区別がつきにくいので気が付きにくく厄介です。
台木が伸びてしまったキンコ瓜の接木苗↓
台木の葉(左)と穂木の葉(右)の違い↓
ナスやトマトやピーマンは、台木もそれぞれナスやトマト、ピーマンなので余計にわかりにくいですね。ナスはまだ何とかなりますが、トマトやピーマンは全くわかりません。まぁ、トマトやピーマンは最近ではほとんど台木の芽が伸びてくることはない(まれにはありますが)ので良いのですが、ナスは伸びてくることがそこそこあるので注意が必要です。
ナスの台木の芽の出始め↓
緑の丸で囲んだところが接木の接合部分なので、それより下から出てきた芽は早めに摘み取るようにします。
茄子の台木は下記のような葉の形や色なので、少し伸びれば注意していればわかります。ただし、白皮や緑皮の系統だと分かりにくいので注意が必要です。
台木ナスの草姿↓


一般的茄子の葉↓
緑皮ナスの葉↓