薬になる野菜 ~トウモロコシ~

たねや

2010年07月10日 08:07

 今週の水曜日の日本農業新聞の「知って得 薬草百科」と言う連載記事でトウモロコシの薬効が紹介されていました。



 薬用になるのは一般的に食べる実の部分では無くて、房の先から出ているひげ状の毛の部分だそうです。生でも乾燥させても使えるようです。生薬名は「南蛮毛(なんばんもう)」と言い、利尿作用があり腎機能の改善に効果的だそうです。糖尿病の方にはお薦めだそうです。

 「使用方法は乾燥したひげ5~10gを500mlの水で煎じて、約半量になるまで煮詰め、これを3等分して1日3回食間に服用する」と言う事です。ヨーロッパでは煎じずに生のまま食べると、太り過ぎに効き目があると言われているようです。

 トウモロコシはふだん食べている実の方も栄養価が高く、ビタミンB1・B2・C・E、カリウム、マグネシウムなどを含んでいます。又、良質のアミノ酸も多く含んでいるので、疲労回復や健脳、免疫機能向上などの機能性が期待できるようです。

 食べ合わせとして、例をあげると、下記の効果が期待できるようです。

 トウモロコシ+南瓜  老化防止、認知症予防
 トウモロコシ+たけのこ  がん予防、高血圧防止、美肌効果、動脈硬化予防
 トウモロコシ+モロヘイヤ  胃腸の働きを高める
 トウモロコシ+もやし  腎臓機能強化、糖尿病予防
(実の機能性は「野菜の便利帳(高橋書店発行)」によります。)

 お客様に頂いた「ゴールドラッシュコーン(サカタのタネ)」と「ピュアホワイトコーン(雪印種苗)」。どちらも甘くて美味しかったです。






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