土と親しむ ~家庭菜園・農業応援歌~

浜松市浜北区にある「たねや(店頭販売専業)」のbaka旦那が音痴ながらも精いっぱい歌う家庭菜園や農業の応援歌! 美味しい野菜や品種の話、栽培方法など家庭菜園や農業にまつわる話題満載!

3月はウリ科野菜の蒔き時です!№2(胡瓜)

 南瓜に引き続き、今日は胡瓜です。

3月はウリ科野菜の蒔き時です!№2(胡瓜)


 胡瓜は15~40℃の範囲で発芽しますが、最適温度は25~30℃です。生育適温は昼間22~28℃位、夜間17~18℃位で、生育可能温度は10~35℃です。凍死温度は0℃位で、ほとんど生育しなくなる生活限界温度は7℃位です。10℃以下では生育が止まり薄い霜でも被害を受けます。また35℃以上でも生育が止まります。育苗中、生育初期の低温は雌花の着生が異常に増加し、生育不良となり、かんざし症状を起こします。根の生育適温(地温)は20~23℃です。定植時に上述の温度を保てるようにする、または保てる頃に植えないと、活着不良を起こします。

 下記のグラフは4月の最低気温(浜松)の推移のグラフです。平年値でみると、最低気温が10℃を上回るのは4月13日前後、12℃を上回るのは4月24日前後です。生育可能温度は10℃以上ですが、活着時にはそれよりもやや温度が高い方が無難なので、定植適期(露地栽培の場合)は4月24日以降が無難だと言う事になります。また、オレンジ色の線は2014年の最低気温の推移ですが、その場合はゴールデンウイーク直前まで10℃を下回っています。春は三寒四温と言いますが、定植時の気象条件も注意しながら植え付けを時期を決める必要があります。
 
3月はウリ科野菜の蒔き時です!№2(胡瓜)


 胡瓜の系統はちょっと複雑で話せば長くなってしまうんで、簡単に分けると普通の胡瓜といぼの強い四葉系といぼ無のタイプ、左記以外のその他のタイプの3つにとりあえず分けてみます。

 普通のタイプの中でも色々系統的には分かれる訳ですが、家庭菜園では病気に強い耐病性タイプがお勧めです。今や家庭菜園の胡瓜の代名詞的存在になった感のある「夏すずみ」や「なるなる」、ウイルス病にも強い「Vアーチ」や「ターキーグリーン」がお勧めです。
3月はウリ科野菜の蒔き時です!№2(胡瓜)


3月はウリ科野菜の蒔き時です!№2(胡瓜)


3月はウリ科野菜の蒔き時です!№2(胡瓜)


3月はウリ科野菜の蒔き時です!№2(胡瓜)


 四葉系はいぼが強いので若干グロテスクな感じがしますが、肉質が軟らかく美味しい胡瓜です。元々は果実が長めの系統ですが、最近では普通の胡瓜並みの長さの短形四葉の系統が人気です。正統派四葉の食味の良さを活かした「四川」や耐病性の「シャキット」がお勧めです。
3月はウリ科野菜の蒔き時です!№2(胡瓜)


3月はウリ科野菜の蒔き時です!№2(胡瓜)


 その他のタイプでは、いぼ無胡瓜として定着してきた「フリーダム」やミニ胡瓜の系統の「ラリーノ」、食感が良くカクテキなどで美味しい「半白節成」、プランターや鉢栽培が得意な「ベランダきゅうり」、色が淡緑色で変わっていますが食味の良い「うぐいすキュウリ」などがお勧めです。
3月はウリ科野菜の蒔き時です!№2(胡瓜)


3月はウリ科野菜の蒔き時です!№2(胡瓜)


3月はウリ科野菜の蒔き時です!№2(胡瓜)


3月はウリ科野菜の蒔き時です!№2(胡瓜)


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