8月中下旬が五寸人参のたねまきの適期にあたります。
五寸系を代表とする短系の人参は、一般的には平均気温が20℃になる頃から45~50日位前が蒔き時とされています。
静岡気象台の観測データによれば、浜松の一昨年平均気温が20℃前後に下がった時期は10月11日が22.2℃で12日が19.3℃です。昨年は14日が21.1℃で15日19.9度になっています。
また、天気予報などで平年値と言う時の元になるであろう?30年間の平均値(1981~2010)では、9月29日が21.8℃、10月10日が20℃となっています。
10月1日頃を20℃前後になる時期と想定すれば、8月10~15日頃がだいたい蒔き時期、10月10日頃を想定すれば、8月20~25日頃になりますね。
概ね、播種期はある程度の幅を想定しますので、まぁ8月上旬から9月上旬位が五寸人参の蒔き時と言う事になります。
但し、みなさんご存知の通りと言うか?痛感している方が多いとは思いますが、この時期は猛暑の真っ最中で、蒔き時の適期とは言っても、逆に最も発芽が難しい時期にもなってしまいます。乾燥防止や高温防止の努力をしないと芽が出ないと言う失敗が増えますので注意して下さい。
弊店のお客様では、品質低下を承知の上で、雨の日がある程度多い7月上中旬に早めに蒔いてしまう方も増えているようです。と言うか、温暖化がこれほど進んでいなかった30-40年前ですと、平均気温20℃前後の時期と言うのが9月15~20日頃に想定していましたので、その頃の適期は7月中下旬でしたので、昔通りの時期に蒔いていると言う方も多いと言う事ですね。
収穫を急がない方は9月上中旬まで待って、少しでも高温干ばつが軽減してから蒔くのが失敗の確率を下げるコツかもしれません。
人参の種子には、大きく分けて生種子(きだね)とコート種子の2種類があります。これは品種ではなく、単純に種子の形体です。生種子は種子自体が小さく形も悪いので数粒ずつ上手に蒔きにくい(一度に多くの種子を蒔き過ぎてしまいやすい)、コート種子は1粒でも2粒でもきれいに蒔きやすいが、コートしてある分、余分に水分が必要になるので、高温干ばつでは発芽不良を起こしやすいと言うデメリットもあります。また、元々人参は発芽して地表に芽を出す力が弱いので、多粒蒔きで数本で土を持ち上げる方が結果的に発芽が良くなる傾向があります。

品種は限られてしまいますが、コート種子よりももっと蒔きやすく、発芽も安定しやすいシーダーテープ種子と言うのもあります。ひも状の水溶性のテープの中に株間に調度良い間隔で数粒ずつ種子が巻き込まれていて、そのテープを伸ばして埋めるだけで播種が終わります。



最後にお勧め品種のご紹介です。栽培性で評判の良い2品種と味の評価が高い2品種。そして少し変わったカラフル人参です。
まずは、栽培性で評価の高い、「向陽二号」と「愛華」の2品種。「向陽二号」はコート種子のみの販売です。「愛華」はコート種子・生種子両方とも販売しております。


続いて、味の評価の高い「ベータリッチ」と「アロマレッド」の2品種。「ベータリッチ」はコート種子のみの販売です。「アロマレッド」はコート種子・生種子両方とも販売しております。加えて、先ほどのシーダーテープでの販売をしている「甘美人」も味の評価が高い人参です。



カラフルで楽しいハーモニーシリーズと甘くて美味しい金美人参。


五寸系を代表とする短系の人参は、一般的には平均気温が20℃になる頃から45~50日位前が蒔き時とされています。
静岡気象台の観測データによれば、浜松の一昨年平均気温が20℃前後に下がった時期は10月11日が22.2℃で12日が19.3℃です。昨年は14日が21.1℃で15日19.9度になっています。
また、天気予報などで平年値と言う時の元になるであろう?30年間の平均値(1981~2010)では、9月29日が21.8℃、10月10日が20℃となっています。
10月1日頃を20℃前後になる時期と想定すれば、8月10~15日頃がだいたい蒔き時期、10月10日頃を想定すれば、8月20~25日頃になりますね。
概ね、播種期はある程度の幅を想定しますので、まぁ8月上旬から9月上旬位が五寸人参の蒔き時と言う事になります。
但し、みなさんご存知の通りと言うか?痛感している方が多いとは思いますが、この時期は猛暑の真っ最中で、蒔き時の適期とは言っても、逆に最も発芽が難しい時期にもなってしまいます。乾燥防止や高温防止の努力をしないと芽が出ないと言う失敗が増えますので注意して下さい。
弊店のお客様では、品質低下を承知の上で、雨の日がある程度多い7月上中旬に早めに蒔いてしまう方も増えているようです。と言うか、温暖化がこれほど進んでいなかった30-40年前ですと、平均気温20℃前後の時期と言うのが9月15~20日頃に想定していましたので、その頃の適期は7月中下旬でしたので、昔通りの時期に蒔いていると言う方も多いと言う事ですね。
収穫を急がない方は9月上中旬まで待って、少しでも高温干ばつが軽減してから蒔くのが失敗の確率を下げるコツかもしれません。
人参の種子には、大きく分けて生種子(きだね)とコート種子の2種類があります。これは品種ではなく、単純に種子の形体です。生種子は種子自体が小さく形も悪いので数粒ずつ上手に蒔きにくい(一度に多くの種子を蒔き過ぎてしまいやすい)、コート種子は1粒でも2粒でもきれいに蒔きやすいが、コートしてある分、余分に水分が必要になるので、高温干ばつでは発芽不良を起こしやすいと言うデメリットもあります。また、元々人参は発芽して地表に芽を出す力が弱いので、多粒蒔きで数本で土を持ち上げる方が結果的に発芽が良くなる傾向があります。
コート種子↓ 生種子↓


品種は限られてしまいますが、コート種子よりももっと蒔きやすく、発芽も安定しやすいシーダーテープ種子と言うのもあります。ひも状の水溶性のテープの中に株間に調度良い間隔で数粒ずつ種子が巻き込まれていて、そのテープを伸ばして埋めるだけで播種が終わります。


最後にお勧め品種のご紹介です。栽培性で評判の良い2品種と味の評価が高い2品種。そして少し変わったカラフル人参です。
まずは、栽培性で評価の高い、「向陽二号」と「愛華」の2品種。「向陽二号」はコート種子のみの販売です。「愛華」はコート種子・生種子両方とも販売しております。


続いて、味の評価の高い「ベータリッチ」と「アロマレッド」の2品種。「ベータリッチ」はコート種子のみの販売です。「アロマレッド」はコート種子・生種子両方とも販売しております。加えて、先ほどのシーダーテープでの販売をしている「甘美人」も味の評価が高い人参です。



カラフルで楽しいハーモニーシリーズと甘くて美味しい金美人参。

