土と親しむ　～家庭菜園・農業応援歌～

　お彼岸も過ぎて、やっと涼しくなってきました。「暑さ、寒さも彼岸まで」とはよく言ったものです。

　一昔前(どんだけ前なの？）までは、白菜や大根はお彼岸になったら蒔き遅れと言う感じでしたが、近年では、白菜はお彼岸位まで、秋冬大根は10月初旬まで蒔けるようになりました。

　温暖化と品種改良の相乗効果？ですね。

　とは言っても、白菜は品種と畑を選ばないと結球しない確率も高くなる季節に入りました。肥沃な畑で、直播ならば、「黄ごころ85」、「晴黄85」、「結福」等なら、9月25日頃までに蒔けば、栽培できるかと思います。遅蒔き用の「ほまれ二号」や「ほまれの極み」ならば10月初旬まで大丈夫です。ただし、厳寒期の不織布のべたがけが必要です。

　品種によりますが、収穫は1月下旬から2月にかけてと言う事になります。遅蒔き用のほまれ系では2月下旬から3月にかけてになります。その点はご承知ください。

　また、苗を植える場合でも、あまりのんびりしていると結球不良になりがちなので、できれば今週一杯、遅くとも今月末までに植え終わるようにした方が無難です。

　








　大根に関しては秋冬系の蒔き終いは10月上旬ですが、家庭菜園の場合は、蒔き終いの頃に蒔いたのでは、在圃性がなくなってしまうので、余裕を持って9月末までには蒔くことをお勧め致します。

　10月に入ったら、晩抽系のタイプをボチボチと蒔き始めるのがお勧めです。秋冬系がトウ立した後に収穫できるタイプです。