土と親しむ　～家庭菜園・農業応援歌～

　今日はトマトの機能性について。トマトも夏場が旬の野菜で、家庭菜園でも栽培されている方が多い品目の一つですね。


　ヨーロッパには「トマトが赤くなると医者が青くなる」ということわざがあるほど、健康に良いと言われている野菜です。

　トマトの赤い色はリコピンという色素によるもので、このリコピンには強力な抗酸化作用があり、老化を防ぐ作用や、肌や皮膚を若々しく保つ美容作用、がん予防に効果があるなど多くの働きが近年注目を集めています。

　ゴーヤには及びませんが、ビタミンＣも豊富に含み、ビタミンＡやＢ群、そのたミネラルが多く含まれています。

　トマトは生でも調理しても美味しく食べられる野菜なので、毎日食べても食べ飽きない良さがありますね。生で丸かじりのトマトの美味しさは家庭菜園ならでは醍醐味ですが、たくさん取れすぎた時にはトマトソースやトマトジュースを作って保管しておく事もできます。

　但し、案外知られているようで知られていないのが、胡瓜との食べ合わせがあまり良くないことです。
　夏の家庭菜園では人気の2品目で、どちらも畑にたくさん成っているという方も多いと思いますが、胡瓜に含まれるアスコルビナーゼという酵素がトマトのビタミンＣを破壊してしまうという事で、一緒に食べない方が良いと言われています。まぁ、食べ合わせたからと言って身体に悪いという事は無いと思いますが、トマトのビタミンＣがもったいない状況になるという事ですね。お酢を使うと酵素の働きが鈍るみたいで、大丈夫みたいですよ。