我が家の家庭菜園のトウモロコシを収穫しました。
三本ならんでいるトウモロコシの果実ですが、「一番上がイエロー系の品種で下二本がバイカラー系の品種」と言う訳ではありません。下二本はホワイト系の品種です。これが「キセニア」と言われる現象です。
ホワイト系の品種にイエロー系の品種の花粉がかかり、重複受精が起き、胚乳部分に父系の形質が発現してしまった現象です。遺伝形質の優性、劣性(以前に顕性、潜性と言う表現の方が良いと習った気がしますが・・・)の違いがあり、写真の様にイエロー系に白い粒が混じることはありません。
今回の場合はどちらの品種も、いわゆるスーパースイート系と呼ばれる品種なので色が違っただけで食味が問題になることはありませんが、甘いトウモロコシに甘くないトウモロコシの花粉がかかってしまうと、甘いはずのトウモロコシが甘くなくなってしまうことがあります。この場合も先ほどの優性劣性の関係で、甘くないトウモロコシに甘いトウモロコシが混じることは無いようです。
もちろん、営利栽培でホワイト系のトウモロコシを出荷したい場合は味に変わりがなくても気を付けないといけませんが・・・。
通常は300m以上は別の種類のトウモロコシが栽培されていない(同じ時期に花粉が飛ぶような)状況を選ぶことが大切です。実際にはトウモロコシの花粉は1km以も飛ぶと言われているので、できるだけ離れている方が良いと思います。
余談ですが、別の植物でも当然、違う形質の花粉がかかって受精することは多々あることですが、トウモロコシのように種子(特に胚乳)を食べる植物以外は問題になることはありません。一般的に果実の形質は母系の性格が優先されるので、その果実が成っている株の形質が必ず現れるからです。
よく聞く話では、「黄色い西瓜に赤い西瓜の花粉がかかると、黄色い西瓜が赤っぽくなる」とか、「シシトウに唐辛子の花粉がかかると辛くなる」とか言われますが、これはあり得ません。黄色い西瓜は元々赤味が出やすい形質を持っています(特に昔の品種)し、シシトウは辛味が出る形質を元々持っています。交配が原因ではありません。
三本ならんでいるトウモロコシの果実ですが、「一番上がイエロー系の品種で下二本がバイカラー系の品種」と言う訳ではありません。下二本はホワイト系の品種です。これが「キセニア」と言われる現象です。
ホワイト系の品種にイエロー系の品種の花粉がかかり、重複受精が起き、胚乳部分に父系の形質が発現してしまった現象です。遺伝形質の優性、劣性(以前に顕性、潜性と言う表現の方が良いと習った気がしますが・・・)の違いがあり、写真の様にイエロー系に白い粒が混じることはありません。
今回の場合はどちらの品種も、いわゆるスーパースイート系と呼ばれる品種なので色が違っただけで食味が問題になることはありませんが、甘いトウモロコシに甘くないトウモロコシの花粉がかかってしまうと、甘いはずのトウモロコシが甘くなくなってしまうことがあります。この場合も先ほどの優性劣性の関係で、甘くないトウモロコシに甘いトウモロコシが混じることは無いようです。
もちろん、営利栽培でホワイト系のトウモロコシを出荷したい場合は味に変わりがなくても気を付けないといけませんが・・・。
通常は300m以上は別の種類のトウモロコシが栽培されていない(同じ時期に花粉が飛ぶような)状況を選ぶことが大切です。実際にはトウモロコシの花粉は1km以も飛ぶと言われているので、できるだけ離れている方が良いと思います。
余談ですが、別の植物でも当然、違う形質の花粉がかかって受精することは多々あることですが、トウモロコシのように種子(特に胚乳)を食べる植物以外は問題になることはありません。一般的に果実の形質は母系の性格が優先されるので、その果実が成っている株の形質が必ず現れるからです。
よく聞く話では、「黄色い西瓜に赤い西瓜の花粉がかかると、黄色い西瓜が赤っぽくなる」とか、「シシトウに唐辛子の花粉がかかると辛くなる」とか言われますが、これはあり得ません。黄色い西瓜は元々赤味が出やすい形質を持っています(特に昔の品種)し、シシトウは辛味が出る形質を元々持っています。交配が原因ではありません。